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インドの庶民の足オートリキシャのあれこれです。

 初出:2011.4.27

 技術的なスペックなどはメーカーのホームページにすべてお譲りすると致しまして、ここでは私隊長がインドで
 実際に見たり乗ったりした体験から、「まあこんな感じです」という程度のお話をさせて頂きます。


オートリキシャとはそもそもなんぞや?

ウダイプールのオートリキシャ
駅前でカモ 乗客を待ち受ける基本色のオートリキシャたち
このあと料金を巡って激しいバトルが繰り広げられる

まず簡単に言ってしまえば、オートリキシャは小型の三輪タクシーということになります。
三輪とはいえタクシーということで、元々の基本色はインドの普通のタクシーと同様に下半分が黒、上が黄色(屋根は幌なので黒)となります。
しかし2001年頃から環境に配慮したCNG(圧縮天然ガス)燃料仕様車が大都市圏に登場すると、いかにも「エコですよ!」と言わんばかりのグリーンがボディカラーに採用され(当初は暫定処置として元の黒いボディにグリーンの帯を入れたりしていました)、現在ではデリーを始めとした大都市などでは、すっかりこのグリーン&イエローの配色が主流となりました。
オートリキシャの運転台
ハンドルはバイクとほぼ同じ(ちなみにこの色白の手は私)
右グリップはアクセルで、左側はギアチェンジグリップ
クラッチレバーを握りながら前方に倒してギアを入れる

次に内部の構造ですが、運転席は前部の中央にあります。
これは前輪が一つである上に、それを動かすハンドルがなんら複雑なカラクリなしに前輪に直結しているため(つまりバイクと同じです)、自然運転席も中央になるわけです。
しかしだからといって前部には運転手しか座れないかといえばそんなことはありません。通常運転席には運転手のケツの幅よりだいぶ広いシートが取り付けてあるので、運転手がひょいっと横にずれればもう一人座れるのです。なのでオートリキシャの運転手には、ハンドルに対して正面に座れなくても運転できるだけの技量が必要となります。
オートリキシャの後部座席
客待ち時間に後部座席でくつろぐ運転手
左の赤いのが運転席、その間にあるのが補助ベンチ
さらに最後部にも後ろ向きに座る席がある

でも通常乗客は後部座席に座ります。
後部座席の乗車定員は日本の常識からすると間違いなく2名です。でもインドでは3名乗車は普通です。その際には左右の人がハスに構えて座るか、尻の位置を互い違いに前後にするなどの工夫と譲り合いの精神が必要です。また体を半分外にはみ出させて乗っている自己犠牲の精神にあふれた人なんてのもたまに見かけます。
さらに運転席と背中合わせにごく幅の狭いベンチ(ほとんど手すりみたいなものです)を取り付け、後部の空間を向かい合わせの6人掛けにしてしまうこともあります。これは地方都市などでオートリキシャを乗合自動車として利用する際に、乗車定員を劇的に増やす方法としてよく見受けられます。
 さて、他にもあれこれ書きたいこともあるのですが、あまり細かいことを言ってしまっても、たいていの人には
 どうでもいいことばかりだと思いますので、とりあえずインド各地で見られるオートリキシャの写真を見て頂こう
 と思います。 それでは、どうぞ!

オートリキシャ博物館

デリーに走るCNG仕様のオートリキシャ
これが21世紀の環境を救う(?)CNG仕様車(デリー)

ウダイプールのオートリキシャ。前向きと後ろ向きが並ぶ。
すでに「懐かしい」と感じてしまう基本色のオートリキシャ
この二台の停まり方なら写真編集なしで前後比較ができる
のでなかなかグッド(ラジャスタン州ウダイプール)

チェンナイのオートリキシャ。これはLPG仕様のものです。
こちらはCNGではなくLPG仕様車(チェンナイ)

ジャイプールのオートリキシャ。少し大きなタイプ。
この二灯式ヘッドライトのタイプは通常よりサイズが大きい
(ラジャスタン州ジャイプール)

ジャイサルメールのオートリキシャ、古いタイプです。
全体的にデコレーションに凝ったオートリキシャ
このタイプは屋根が前方に向けて高くなっており、
フロント面は少し前傾しているように見える
(ラジャスタン州ジャイサルメール)

ケララ州アムリタプリのオートリキシャ。ペイントが美しい。
こちらはペイントに凝ったオートリキシャ
車両が新しいのかとてもきれいだった
(ケララ州アムリタプリ)

タミル・ナドゥー州マドライのオートリキシャ。全身黄色の塗装です。
南インドに入るとオートリキシャは全身黄色になる
ゴム球ラッパのバホバホ音が南国によく似合う
(タミル・ナドゥー州マドライ)

ケララ州コーチンのオートリキシャ。配色が中途半端です。
こちらは北と南の中間といった配色のオートリキシャ
見慣れてないのでちょっと違和感がある(ケララ州コーチン)

ケララ州アレッピーのオートリキシャ。色が変わっています。
ちょっと珍しい色のオートリキシャ、なかなか上品
(ケララ州アレッピー)

ヴァラナシのオートリキシャ。まるでマザー・テレサのような色遣いです。
今は数少なくなってしまった白に青いラインのオートリキシャ
まるでマザー・テレサのよう(ウッタル・プラデシュ州ヴァラナシ)

ポンディチェリーのオートリキシャ。元フランス領だけあって配色がおしゃれです。
さすが元フランス領、オートリキシャの色もどこかおしゃれ
(連邦直轄地ポンディチェリー)

こちらはポンディチェリーで見かけた自家用のオートリキシャです。
こちらはまたずいぶんかわいいカラーリングですが、
残念ながら自家用なのでなんでもありなわけです
(連邦直轄地ポンディチェリー)

ゴア州パナジのオートリキシャ。元ポルトガル領のオートリキシャにはドアがある。
元ポルトガル領に入るとオートリキシャにドアが付きます
(ゴア州パナジ)

ゴア州パナジのオートリキシャ。こちらはドアに加えて屋根まで金属製です。
そしてさらに屋根が金属製のもある、もしかして心配性?
(ゴア州パナジ)

タミル・ナドゥー州ラーメシュワラムのオートリキシャ。今まで乗ったオートリキシャの中で一番のスピードだった。
こちらは今まで乗った中で最速車だったのでは?
とにかくスピードがよく出て気分爽快だった
(タミル・ナドゥー州ラーメシュワラム)

タミル・ナドゥー州ラーメシュワラムのオートリキシャ。こちらはものすごく遅いオートリキシャだった。
こちらは左隣と同じ道のりで乗った最遅車(?)
あまりの遅さに自転車の少年が笑って抜き去った
(タミル・ナドゥー州ラーメシュワラム)


 以上が私なりのオートリキシャ紹介となりますが、またそのうち情報を付け加えるかもしれません。